文献詳細
文献概要
誌上シンポジウム MISの功罪
緒言 フリーアクセス
著者: 土屋弘行1
所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健研究学総合研究科・医薬保健学域医学類機能再建学(整形外科学)講座
ページ範囲:P.110 - P.110
文献購入ページに移動MISとはその名の通り最小侵襲手術であるが,人工関節などの手術では傷も小さく回復も早い,素晴らしい手術であるといった美辞麗句がマスコミやインターネットで取り上げられている.しかしながら,侵襲を少なくし組織温存に努めるがゆえに,手術手技が煩雑になり,より技術と経験を求められる,克服すべきラーニングカーブが長い,より医師のストレスが増える,教育向きでない,特殊な機器を要する,などいくつかのデメリットがあるのは否めない.そこで,2000年後半以降からの日本におけるMISの変遷と進歩,反省,展望をまとめるべく「MISの功罪」という特集を企画させていただいた.
掲載誌情報