文献詳細
文献概要
整形外科/知ってるつもり
特発性上腰ヘルニア
著者: 髙見勝次1 中田昭1 岡本崇1 星学2
所属機関: 1阪和住吉総合病院整形外科 2大阪市立大学大学院整形外科
ページ範囲:P.640 - P.642
文献購入ページに移動腰部には上腰三角(Grynfeltt-Lesshaft triangle)と下腰三角(Petit triangle)の2つの解剖学的脆弱部位が存在する.しかし,この部位にヘルニアが発生することは比較的稀である.われわれは特発性上腰ヘルニアの1例を経験したので報告する.腰ヘルニアの内容は後腹膜脂肪を含むことが多く,CT,MRなどの画像診断上,脂肪腫などとの鑑別が重要である.また腰ヘルニアは腰痛の原疾患の鑑別上,忘れてはならないものの1つである.
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