icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科51巻8号

2016年08月発行

文献概要

誌上シンポジウム 脊椎診療ガイドライン—特徴と導入効果

腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン

著者: 佐藤栄修1

所属機関: 1えにわ病院整形外科

ページ範囲:P.703 - P.708

文献購入ページに移動
 腰部脊柱管狭窄症は高齢社会の現在,その診療機会が非常に多い.従来,その定義は一定でなく,診断基準も存在しなかった.ガイドライン委員会では新たな定義を紹介し診断基準を提案した.作成過程に触れるとともに,17項目のクリニカルクエスチョンを提示し,自然経過,各種治療法,予後についてエビデンスに基づいて説明を加えた.また導入効果について考察したが,現時点では診断と治療の指針となりうると思われた.しかし,この領域の診断・治療の進歩は著しく,最近の質の高い研究の集積をもとにした改訂ガイドラインの発刊が望まれる.

参考文献

1)腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン.日本整形外科学会診療ガイドライン委員会腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン策定委員会.東京:南江堂;2011.
2)North American Spine Society clinical guidelines for multidisciplinary spine care:diagnosis and treatment of degenerative lumbar spinal stenosis [Internet]. Burr Ridge (IL):North American Spine Society:c2007 Jan [cited 2010 Oct 14].https://www.spine.org/Portals/0/Documents/ResearchClinicalCare/Guidelines/LumbarStenosis.pdf (Reviced 2011)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら