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手指発生の表皮囊腫—指に発生する腫瘍性疾患との鑑別
著者: 赤羽努1 池上みのり2 森直哉1 塩澤律1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター整形外科 2独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター形成外科
ページ範囲:P.751 - P.755
文献購入ページに移動対象と方法:手指に発生した表皮囊腫12例の病歴,局所所見,画像所見および治療法を検討した.
結果:囊腫病変がMRIなどで描出され,穿刺で診断が確定したものが多かったが,囊腫構造が描出されず,摘出生検で診断が確定した症例が3例みられた.
まとめ:表皮囊腫のMRI像は,粥状内容物を反映してT1強調像が筋より高信号を呈する点と,囊腫壁がガングリオンより厚くなることが重要と考えた.
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