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著者: 金谷文則
所属機関:
ページ範囲:P.892 - P.892
文献購入ページに移動本号の誌上シンポジウム「THAのアプローチ」は長崎誠先生の素晴らしい企画です.以前であればTHAには後方アプローチが,TKAには内側傍膝蓋アプローチがスタンダードでしたが,近年,低侵襲を目的としてDAAをはじめとする各種のアプローチが報告されています.DAAやAL-supineアプローチは低侵襲ですが,視野が小さく習熟を要します.一方,後方アプローチは十分な視野が得られることから,ほとんどすべての病態に対処でき,後方支持組織の修復により,欠点であった後方脱臼が減少することが報告されています.アプローチの選択は患者の病態,手術適応そして術者の好みと習熟度によります.本シンポジウムには手術適応ばかりでなく手技も詳述されています.
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