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整形外科医に必要なアンチ・ドーピングの知識
著者: 藤谷博人1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学スポーツ医学講座
ページ範囲:P.956 - P.958
文献購入ページに移動整形外科医におけるアンチ・ドーピングの知識は,スポーツ選手をよく診る医師のみに必要なものと思われがちである.しかしながら昨今わが国では,ドーピング検査が行われる国際大会に参加する選手が年々多くなり,また国体においては2003年からドーピング検査が開始され,多くの中学・高校生選手も検査を受けているのが現状である.今後2020年の東京オリンピックに向け,わが国のアンチ・ドーピングに対する社会的関心はさらに高まるのは明らかであり,また世界的な動向としても,今後ドーピング検査があらゆる機会に増えていくのは必至と言われている.
したがって,整形外科医のみならず全国各地域のどの科の医師においても,このような選手が来院した際の禁止薬物,申請書類などの知識はすでに不可欠と考えられる.
本稿では整形外科医が知っておくべきアンチ・ドーピングの基本知識について解説する.
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