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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科52巻10号

2017年10月発行

文献概要

臨床経験

腰椎後方手術後の上殿皮神経障害

著者: 岩崎聖1 尾鷲和也1

所属機関: 1日本海総合病院整形外科

ページ範囲:P.987 - P.992

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背景:上殿皮神経障害は腰痛患者の中で一定数を占めるとされているが,腰椎術後の患者にも本症が発症する可能性があると考えた.

対象と方法:1年間に腰椎後方手術を受けた185例を術前から前向きに調査した.

結果:術前から症状を持つ患者を25例(13.5%)認めた.術後新たに症状を発症した患者を46例(28.8%)認めた.固定術を行った患者で有意に発症率が高く,上殿皮神経ブロック注射2回までで半数以上の患者の症状が緩和された.

まとめ:腰椎後方手術後の腰痛は手術侵襲による創部痛だけでなく,術後上殿皮神経障害を合併した可能性があることを念頭に置くべきである.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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