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非特異的腰痛のペインドローイング分類と年代との関係
著者: 佐々木哲也1
所属機関: 1佐々木整形外科
ページ範囲:P.1073 - P.1078
文献購入ページに移動方法と対象:当院を受診した腰痛・腰下肢痛を主訴とした非特異的腰痛542例を,ペインドローイングを用いた4型に分類し,年代との関係について調べた.
結果:非特異的腰痛の50%弱を30〜40代が占めた.ペインドローイング分類別では腸骨稜上下群が最も多く,各年代とも約40%前後だった.腸骨稜上下群は年代とともに減少し,腸骨稜下方群は年代とともに増加した.増加した腸骨稜下方群は殿部下肢群が主体だった.70歳以上では殿部下肢群が79%と大半を占めた.一方,30〜40代では殿部群が多かった.
まとめ:ペインドローイング分類を用いることで,非特異的腰痛の病態研究が前進する可能性がある.
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