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S2 alar iliac screw刺入における安全域に関する検討—S1棘突起は有用な指標となりうるか?
著者: 大山素彦1 本田剛久1 佐藤研友1 穐元崇1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構盛岡病院整形外科
ページ範囲:P.295 - P.298
文献購入ページに移動対象と方法:術前CTを撮影した48名を対象に,刺入点と仙腸関節前方,中央,後方をそれぞれ結んだ線と水平面のなす角,S1棘突起に沿わせた刺入角度および仙腸関節の通過点を計測した.
結果:男性では53°,女性では49°以下が安全域であった.S1棘突起に沿わせると刺入角度39°であり,仙腸関節前方1/3を通過するものはなかった.
まとめ:S1棘突起は前方逸脱を防ぐために有用な指標である.
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