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視座
足の裏の米粒
著者: 安達伸生1
所属機関: 1広島大学大学院医歯薬保健学研究院整形外科学
ページ範囲:P.317 - P.317
文献購入ページに移動古代の哲学者アリストテレスは人間の感覚を,視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚に分け,五感と呼んだ.そのうち人間の触覚は大変繊細であり,ある報告によると人の指先は数マイクロメートルの点や数十ナノメートルの凹凸を判断できるらしい.四肢歩行から直立歩行への進化の過程において,多くの機能や役割を担うようになった手,手指に与えられた素晴らしい能力である.一方,足底の感覚に関する研究は非常に少なく,詳細は明らかではない.足の裏は東洋医学では「第二の心臓」,「体の地図帳」とも呼ばれる.足の裏には60〜70個のツボ(経絡)があり,体中の各臓器と経絡により関連付けられており,大変重要視されている.
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