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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科52巻8号

2017年08月発行

文献概要

誌上シンポジウム 創外固定でどこまでできるか?

足の創外固定

著者: 大関覚1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院整形外科

ページ範囲:P.733 - P.746

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 下肢の推進力を地面に伝達する足部の機能を再建するには,足底全体が地面を捉えるplantigradeな足部構造が必須であり,創外固定器はギプスより強力に矯正位を保持できる.足の外科の軟部組織解離術や骨切り術に,Ilizarovの牽引性組織誘導法を併用すると,高度な足部変形を安全に漸次矯正することが可能である.

参考文献

1) Kapandji IA. The Physiology of the Joints. Vol.2. New York, Churchill Livingstone;1970:p.196-209.
2) 大関 覚.足底の痛みと手術適応.ペインクリニック2015;36:1665-75.
3) 大関 覚,高野研一郎,野原 裕・他.足部・足関節変形に対するIlizarov法の応用.日足外会誌1996;17:19-25.
4) 大関 覚.足関節・成人凹足に対する足根骨骨切り術.OS NOW Instruction 2010;16:118-25.
5) 大関 覚.創外固定による内反尖足変形の矯正:Bone Joint Nerve 2012;2:659-64.
6) 辻野 淳,大関 覚,安田和則・他.麻痺性凹足に対する距骨下関節温存手術.整形外科 1994;25(増刊):309-12.
7) Steindler A. Stripping of the os calcis. J Bone Joint Surg Am 1920;2:8-12.
8) Hoke M:An operation for stabilizing paralytic feet. J Bone Joint Surg Am 1921;3:494-507.
9) Japas LM:Surgical treatment of pes cavus by tarsal V-osteotomy:Preliminary report. J Bone Joint Surg Am 1968;50:927-44.
10) 大関 覚:事例から学ぼう! 創外固定の自己管理を支えるかかわり.創外固定の基礎知識.創外固定器の種類と仕組み.整形外科看護2008;13:773-9.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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