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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科52巻8号

2017年08月発行

文献概要

誌上シンポジウム 創外固定でどこまでできるか?

小児の創外固定

著者: 金郁喆1

所属機関: 1宇治武田病院小児運動器・イリザロフセンター

ページ範囲:P.747 - P.760

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 創外固定器を用いた小児の骨延長や変形矯正術では,その手術時期や変形の部位とその程度によって治療法を検討する必要がある.成長終了時期であれば1回の手術で治療できることが多いが,幼少期の変形や成長障害では1回目の治療後に変形の進行や成長障害を来すため,少なくとも6カ月以上は術前に経過観察を行うことが望ましい.その間,患児の変形や成長障害の程度を把握して,高度な変形では成長抑制術の併用や健側の治療も同時に行うなど,必要最小限の手術回数で機能的な四肢を獲得できるよう工夫する必要がある.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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