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臨床経験
手MP関節周辺骨折に対するナックルスプリントの有用性
著者: 山本大樹1 多田薫1 中嶋宰大1 中田美香1 松田匡司1 土屋弘行1
所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科医薬保健学域医学類機能再建学整形外科
ページ範囲:P.347 - P.353
文献購入ページに移動対象と方法:ナックルスプリントを用いて治療した23例に対し,後向きに調査を行った.
結果:装具装着期間は平均4.3週間で,全例で骨癒合が得られた.1例のみ伸展拘縮を認め,3例で装具による皮膚障害がみられた.
まとめ:ナックルスプリントは理想的なMP関節固定肢位を容易に実現することが可能であり,MP関節周辺骨折の治療において有用な外固定装具であると考えられた.
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