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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻10号

2019年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」

がん診療において『動ける』ことの意義とは?

著者: 大島和也1

所属機関: 1社会医療法人生長会ベルランド総合病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1001 - P.1005

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 がん患者の運動器の障害は,これまでは意識的,積極的な治療の対象ではなかったが,いまではがん診療としてケアすべき対象になっている.それは,がん治療の前に,動くことは「生活する」ために必要な機能であり,どうすれば「動ける」かが求められているからである.つまり,がん患者やその家族・介護者にとって,「生きる」ための治療もさることながら,「動ける」ための『がんロコモ』の予防・ケアが必要なのである.これは,何も特別なこと,難しいことではなく,いつもの診療のなかで一声かける熱意でチーム医療を動かし,当たり前の生活を続ける幸せをもたらすことに過ぎない.

参考文献

1) 大島和也.がん患者が「動ける」ことの意義.Loco Cure 2019;5(1):12-21.
2) 大島和也.がん患者に対する手術介入によるQOL改善の実際.整・災外2019;62(7):843-9.
3) 河野博隆,大島和也,天羽健太郎・他.恐れず恐れよ!骨転移診療超実践ガイド.Cancer Board Square 2018;4(3):398-526.
4) Ueno NT, Ito TD, Grigsby RK, et al. ABC conceptual model of effective multidisciplinary cancer care. Nat Rev Clin Oncol 2010;7(9):544-7.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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