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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻10号

2019年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」

がん患者のADL—整形外科医の介入でこれだけ変わる

著者: 岩瀬哲1

所属機関: 1埼玉医科大学病院救急科・緩和医療科

ページ範囲:P.1007 - P.1009

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 緩和ケアの最終目標は,症状コントロールのみではなく,症状をコントロールして最期まで本人らしく「動けること」を支援することにある.疼痛がコントロールされても,患者が「がんロコモ」に陥っていれば,患者は本人らしい生活ができない.がん患者のADLを評価し,その改善と維持を考えることがいま,求められている.しかしながら,がん医療の現場では運動器の専門家が患者に十分に介入しているとはいえない.本章では整形外科医の介入で患者のADLが著しく変わる病態を紹介する.

参考文献

1) Lunney JR, Lynn J, Foley DJ, et al. Patterns of functional decline at the end of life. JAMA 2003;289(18):2387-92.
2) Ishiki H, Kinkawa J, Watanabe A, et al. Prevalence of myofascial pain syndrome in patients with incurable cancer. J Bodyw Mov Ther 2018;22(2):328-32.
3) Iwase S, Kawaguchi T, Tokoro A, et al. Assessment of cancer-related fatigue, pain, and quality of life in cancer patients at palliative care team referral:a multicenter observational study (JORTC PAL-09). PLoS One 2015;10(8):e0134022.
4) Roldan CJ, Hu N. Myofascial pain syndromes in the emergency department:what are we missing? J Emerg Med 2015;49(6):1004-10.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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