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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻10号

2019年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」

その痛み,がんの痛みですか?—がん診療に運動器マネジメントが欠かせない理由

著者: 酒井良忠1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科リハビリテーション機能回復学

ページ範囲:P.1011 - P.1015

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 がん生存者の増加と高齢化,がん治療の外来移行,看取りの在宅移行に伴い,がん患者の移動能力の維持・向上が重要となってきており,がんロコモが提唱された.これには運動器のマネジメントが重要で,骨転移による骨関連事象の予防のみならず,がん患者におこるがん由来,がん治療由来,そして併存した運動器疾患について適切に対応することが重要である.がん患者の運動器障害,疾患に対して運動器専門科である整形外科医が適切に対応することで,がん患者の移動能力,ADLを向上し,治療機会の獲得やQOLの向上へとつながるものと考えられる.

参考文献

1) 金子和夫,高木辰哉.がん患者の運動器管理—その痛みはがんの痛みなのか? ロコモチャレンジ!推進協議会がんロコモワーキンググループ編:整形外科医が今日から始めるがんロコモ.東京:総合医学社;2019. p.67-76.
2) 岩瀬 哲.整形外科は緩和ケアを変える! ロコモチャレンジ!推進協議会がんロコモワーキンググループ編:整形外科医が今日から始めるがんロコモ.東京:総合医学社;2019. p.118-24.
3) 岩瀬 哲.緩和ケアからみたロコモティブシンドローム.Loco CURE 2019;5(1):34-7.
4) 森岡秀夫.がんを持つ患者に対する整形外科診療.「がんロコモ」への対応.Loco CURE 2019;5(1):22-7.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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