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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻5号

2019年05月発行

文献概要

臨床経験

第5中足骨基部骨折に対する骨折角度に合わせた軸位撮影の有用性

著者: 飛田正敏1 勝部浩介1 松崎雅彦1 河野大助1 野﨑健治1 板脇一樹1 齊鹿稔1

所属機関: 1島根県立中央病院整形外科

ページ範囲:P.513 - P.516

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目的:第5中足骨基部骨折に対して足底面に対する骨折線の角度を計測し,この角度に合わせた軸位像の有用性を調査すること.

対象と方法:対象は19例で,側面像での骨折角,斜位像と骨折角で撮影した軸位像での間隙や癒合時期の違いを調査した.

結果:骨折角は平均30.2°であったが,18〜43°とばらついた.当初,斜位像での間隙は平均1.1mm,軸位像では平均1.9mm,骨癒合と判断した時期は,斜位像で平均2.1カ月,軸位像で平均3.4カ月であった.

まとめ:骨折角に合わせた軸位像は斜位像よりも有用であった.

参考文献

1) 馬庭昌人,舟木幹雄.第5中足骨基部骨折の3方向X線撮影の試み.日臨整外誌2010;35(2):69-72.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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