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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻8号

2019年08月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科治療の費用対効果

費用対効果の評価方法の基本

著者: 加葉田大志朗1 新谷歩1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科医療管理学講座医療統計学

ページ範囲:P.767 - P.770

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 近年,日本の国民医療費は増加の一途をたどり,非常に高額な新規薬剤なども上市されるなか,日常臨床における治療の効果のみでなく,その費用対効果も注目される機会が増えてきた.費用対効果を評価するための指標は種々提案されているが,従来は,新規治療によって得られた効果量について,その効果量を1単位得るために必要となる費用として計算できる,増分費用対効果比(incremental cost effectiveness ratio:ICER)が利用されることが多い.本稿においてはそのICERの基本的な計算方法や,得られた結果を解釈する際の注意点などについて紹介する.

参考文献

1) 厚生労働省.費用対効果評価の試行的導入について(概要).(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000122983.pdf)
2) 中央社会保険医療協議会における費用対効果評価の分析ガイドライン.(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000104722.pdf)
3) Gold MR, Siegel JE, Russel LB, et al(ed). Cost-Effectiveness in Health and Medicine. New York:Oxford University Press;1996.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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