文献詳細
文献概要
論述
高齢者大腿骨大転子骨折に潜在する大腿骨転子部不顕性骨折の診断と治療方針に対するMRIの有用性
著者: 飛田正敏1 勝部浩介1 松崎雅彦1 松浦幸男2 河野大助1 野﨑健治1 真子卓也3 板脇一樹1 齊鹿稔1
所属機関: 1島根県立中央病院整形外科 2出雲市立総合医療センター整形外科 3隠岐広域連合立隠岐病院整形外科
ページ範囲:P.811 - P.814
文献購入ページに移動対象と方法:MRIで,大転子単独骨折を1型,転子部不顕性骨折のうち,骨折占拠率(骨折線の及ぶ範囲/転子下における大腿骨横径)が50%未満を2型,50%以上を3型とした.
結果:1,2型は全例ですぐ荷重を開始し,3型では,すぐの荷重が1股,2〜4週間待機後の荷重が5股,手術後の荷重が2股であった.
まとめ:今後は,骨折占拠率が75%未満ではすぐ荷重を,75%以上では手術か約3週間免荷後の荷重を予定する.
参考文献
掲載誌情報