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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻9号

2019年09月発行

文献概要

誌上シンポジウム 肩腱板断裂 画像診断の進歩 超音波

超音波による腱板断裂の画像診断

著者: 平田正純1

所属機関: 1AR-Ex尾山台整形外科東京関節鏡センター

ページ範囲:P.905 - P.910

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 有痛性肩関節患者診療において軟部組織病変の描出に優れた超音波検査がその優位性を発揮する.肩関節前方走査で肩甲下筋,上腕二頭筋長頭腱が描出でき,外上方走査では棘上筋・棘下筋腱が描出できる.正常の腱板内部は線状の高エコー像fibrillar patternを認める.腱板断裂の超音波像の特徴は,腱板長軸像におけるperibursal fatの陥凹,平坦化,腱板付着部の表面不整像や腱板内低エコー像などがある.超音波診断装置は腱板断裂診断の必須ツールである.

参考文献

1) 黒川正夫,平田正純.肩関節超音波検査法の実際(座位法).MB Orthop 2006;19(11):1-8.
2) 平田正純.肩関節の超音波診断.Jpn J Med Ultrasonics 2016;43(4):557-61.
3) 黒川正夫.肩関節における超音波検査の基本手技とスポーツ傷害への応用.整形外科2015;66(8):726-31.
4) 平田正純,黒川正夫.肩関節:スポーツ外傷・障害の画像評価.臨床スポーツ医学2014;31(4):328-32.
5) 小林諭史,平田正純.手術療法に至った腱板断裂症例における断裂形態の特徴.JOSKAS 2018;43(1):36-7.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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