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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻9号

2019年09月発行

文献概要

Lecture

コンタクトスポーツと脳振盪

著者: 中山晴雄1 平元侑1 笹森わかな2 岩渕聡1

所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科 2東邦大学医学部医学科

ページ範囲:P.929 - P.933

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はじめに

 スポーツ関連頭部外傷,特にスポーツ関連脳振盪(sports-related concussion:SRC)への注目は以前とは比較にならないほどに高まっている.しかも,2019年はラグビーワールドカップが,2020年には東京オリンピックが本邦において開催される.したがって,SRCの発生頻度もこれに伴い増加するものと考えられる.本稿ではスポーツに関する診療機会の多い臨床に携わる整形外科医師にもSRCについてその概念と対応について正しく理解されることを目的に,特にその発生頻度の高いコンタクトスポーツにおけるSRCについて概説する.

参考文献

1) McCrory P, Meeuwisse W, Dvořák J, et al. Consensus statement on concussion in sport-the 5(th) international conference on concussion in sport held in Berlin. Br J Sports Med 2017;51 (11):838-47.
2) Sobue S, Kawasaki T, Hasegawa Y, et al. Tackler's head position relative to the ball carrier is highly correlated with head and neck injuries in rugby. Br J Sports Med 2018;52 (6):353-8.
3) 宮崎誠司.競技別神経外傷 柔道.Clin Neurosci 2018;36(10):1169-71.
4) Echemendia RJ, Meeuwisse W, McCrory P, et al. The Sport Concussion Assessment Tool 5th Edition (SCAT5):background and rationale. Br J Sports Med 2017;51 (11):848-50.
5) Davis GA, Purcell L, Schneider KJ, et al. The Child Sport Concussion Assessment Tool 5th Edition (Child SCAT5):background and rationale. Br J Sports Med 2017;51 (11):859-61.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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