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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科54巻9号

2019年09月発行

文献概要

臨床経験

頚肩腕症候群に対する前方・後方ストレッチ併用は後方ストレッチ単独より有効である

著者: 戸田佳孝1

所属機関: 1戸田リウマチ科クリニック

ページ範囲:P.949 - P.953

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目的:頚肩腕症候群(頚腕症)に対する胸鎖乳突筋のストレッチ(前方筋ストレッチ)の効果を探ること.

対象と方法:20例の頚腕症患者を上部僧帽筋のストレッチ(後方筋ストレッチ)のみを行う僧帽筋単独群と前方筋ストレッチも併用する胸鎖乳突筋併用群に無作為に分け,2週間後の治療成績を比較した.

結果:胸鎖乳突筋併用群は僧帽筋単独群に比しNeck Pain and Disability Scale(P=0.049)と胸鎖乳突筋の筋硬度(P<0.001)の改善が有意に優れていた.

まとめ:いわゆる“肩こり”の自己ストレッチは頚部後方筋にのみ行う人が多いが,前方筋ストレッチを併用したほうがより効果的である.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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