文献詳細
臨床経験
癌治療科主治医は癌の脊椎転移に対し,脊椎外科医に何を期待しているのか?—当院の意識調査から
著者: 田中誠人1 重松英樹1 城戸顕2 川崎佐智子1 須賀佑麿1 山本雄介1 田中康仁1
所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科 2奈良県立医科大学リハビリテーション科
ページ範囲:P.1127 - P.1131
文献概要
方法:当院のがん診療科主治医に対して,脊椎転移患者に関するアンケートを行った.
結果:脊椎転移の診療経験は74%であり,その多くは治療方針に難渋していた.キャンサーボード(CB)の認知度は42%であり,活動内容の認知度,症例提示の経験はさらに少なかった.
まとめ:CBの認知度は低く,脊椎転移患者への早期対応が十分ではないことが判明した.CBの周知徹底と対応窓口を新たに設置する必要があると考えた.
参考文献
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