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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科55巻12号

2020年12月発行

文献概要

特集 女性アスリートの運動器障害—悩みに答える

若年女性アスリートの骨粗鬆症と疲労骨折

著者: 宇津野彩1 能瀬さやか1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科

ページ範囲:P.1297 - P.1299

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 女性の骨量維持には安定した月経周期によるエストロゲン分泌が不可欠であるが,女性アスリートは視床下部性無月経に伴う骨粗鬆症および疲労骨折のリスクが高い.特に若年女性アスリートは最大骨量獲得前に無月経を迎えると,競技生活中の疲労骨折のリスクが高まるだけでなく,生涯にわたって骨粗鬆症ハイリスク群となる.そのため10代からの早期介入による骨粗鬆症の予防や再発防止が重要である.

参考文献

1) 日本産科婦人科学会/日本女性医学学会(編集・監修).女性アスリートのヘルスケアに関する管理指針.東京:日本産科婦人科学会;2017.p.12-4.
2) 大須賀穣,能瀬さやか.アスリートの月経周期異常の現状と無月経に影響を与える因子の検討—若年女性のスポーツ障害の解析.日産婦会誌2016;68(4):4-15.
3) 能瀬さやか(編).女性アスリートの健康管理・指導Q&A.東京:日本医事新報社;2020.p.104-7.
4) Nose-Ogura S, Yoshino O, Kanatani M, et al. Effect of transdermal estradiol therapy on bone mineral density of amenorrheic female atheletes. Scand J Med Sci Sports 2020;30(8):1379-86.
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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