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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科55巻2号

2020年02月発行

文献概要

Lecture

最新の診療ガイドライン作成法

著者: 吉田雅博12

所属機関: 1国際医療福祉大学医学部消化器外科教室 2国際医療福祉大学市川病院人工透析センター・一般外科

ページ範囲:P.173 - P.176

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信用できる診療ガイドラインとは

 診療ガイドラインの目的は,臨床医療で患者医療者双方に参考とされ,患者の意思決定を支援し,患者に対して最適な医療を実践するための資料であると考えられている.

 信頼できる診療ガイドラインの作成方法のまとめを表1に示した.偏りのない作成委員によって,偏りのない作成方法を用いて,文献の網羅的検索と評価統合,公平な推奨決定が行われ,内容の恒常的な評価改訂更新が行われることが重要である.

参考文献

1) 福井次矢,山口直人(監).森實敏夫,吉田雅博,小島原典子(編).Minds診療ガイドラインの手引き2014.東京:医学書院;2014.
2) Atkins D, Best D, Briss PA, et al. GRADE Working Group. Grading quality of evidence and strength of recommendations. BMJ 2004;328(7454):1490-94.
3) Guyatt G, Oxman AD, Akl EA, et al. GRADE guidelines:1. Introduction-GRADE evidence profiles and summary of findings tables. J Clin Epidemiol 2011;64(4):383-94.
4) 吉田雅博.日本における診療ガイドライン作成の現況と課題.化学療法研究所紀要2009;39:39-45.
5) Sackett DL, Straus SE, Richardson WS, Rosenberg W, et al. Evidence-based medicine. How to practice and teach EBM. Edinburgh, Churchill Livingston;1998.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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