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症例報告
全周性Radial Rim Fractureに対するFragment-Specific Fixationの1例
著者: 山本博史1 小西宏樹2
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構京都医療センター整形外科 2大阪赤十字病院整形外科
ページ範囲:P.199 - P.202
文献購入ページに移動症例:26歳男性,左利き.自転車で走行中転倒して骨折,救急搬送された.左橈骨遠位端rim fractureで,背側に脱臼していた.骨片をそれぞれ固定していくにつれて,背側脱臼の整復,遠位橈尺関節(DRUJ)の安定性が獲得できた.術後1年5カ月で,可動域は掌屈50°であること以外は,背屈,回内外はほぼ健側と同様になり,Quick DASH scoreがdisability/symptomで2.3,work(教師)が0,sports(自転車)が0となった.
まとめ:Fragment-specific fixationにより,関節面,靱帯の機能を修復できた.
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