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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科55巻3号

2020年03月発行

文献概要

論文Review

培養軟骨細胞移植は骨髄刺激法より優れているか? 培養軟骨細胞移植術と骨髄刺激法の多施設無作為化対照試験—14〜15年間の長期成績

著者: 松下雄彦1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.298 - P.300

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論文の内容

背景 軟骨損傷は疼痛,腫脹,引っ掛かり感などの症状を引き起こし,長期には変形性関節症を引き起こすことが知られている.これまでに多くの研究者が組織工学的再生と軟骨修復に焦点を当てて研究してきたが,いまだ硝子軟骨の再生を再現できる方法はない.また,多くの手術方法が行われているが,その中で特別に優れた方法は存在しない.

 骨髄刺激法(microfracture)は最も広く行われている手術方法であるが,小さな軟骨損傷に対して第一選択の手術方法とされ,一方,培養軟骨細胞移植(autologous chondrocyte implantation:ACI)や幹細胞による軟骨修復術は広範囲の治療に適していることが示唆されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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