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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科55巻5号

2020年05月発行

文献概要

増大号特集 臨床整形超音波学—エコー新時代、到来。 2 はじめの一歩〈まずのぞいてみよう〉

6 骨盤(裂離骨折)のみかた

著者: 石塚光太郎1

所属機関: 1浦添総合病院スポーツ関節外科センター

ページ範囲:P.441 - P.445

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POINT

★骨端線閉鎖前:骨盤の裂離骨折か否かは健側との比較と,動作による骨の不安定性の有無などを確認して総合的に判断する.

★閉鎖後:骨端線閉鎖後に裂離骨折がなくても,付着部炎を起こすこともあるため,健側と比較し,腱の厚さや石灰化,腱付着部の骨の不整の有無,ドプラ反応などを確認して総合的に判断する.

★運動器以外の疾患を忘れない:骨盤周囲には内科疾患(閉鎖孔ヘルニアなど),泌尿器科疾患(精巣捻転など),婦人科疾患(子宮外妊娠など)などの緊急疾患が隠れていることもあるため,運動器エコーでの所見と臨床的重症感が合わない場合は,より他科疾患も考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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