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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科55巻5号

2020年05月発行

文献概要

増大号特集 臨床整形超音波学—エコー新時代、到来。 3 ネクストステップ〈慣れてきたら困ること〉

11 エコーがあればすべてがわかる!?

著者: 中瀬順介1 土屋弘行1

所属機関: 1金沢大学整形外科

ページ範囲:P.547 - P.552

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POINT

★エコーはいくつかある診療サポートツールの1つであり,万能ではない.ツールの利点と欠点を理解し,使い分ける能力が求められている.

★骨皮質は超音波をほとんど反射してしまうため,皮質骨の後方は,音響陰影のため無エコー像となり,骨内部を観察することはできない.

★高分解能の画像を得るためには周波数は高いほうが有利であるが,その一方で周波数が高くなるほど媒質に深く伝搬できなくなる減衰という特性があり,深部の観察には不向きになる.

*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月末まで)。

参考文献

1) Shimozaki K, Nakase J, Oshima T, et al. Investigation of extrusion of the medial meniscus under full weight-loading conditions using upright weight-loading magnetic resonance imaging and ultrasonography. J Orthop Sci. pii:S0949-2658(19)30283-0, 2019.
2) Phelan N, Rowland P, Galvin R, et al. A systematic review and meta-analysis of the diagnostic accuracy of MRI for suspected ACL and meniscal tears of the knee. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 2016;24(5):1525-39.
3) Gail ter Haar(編)日本超音波医学会機器及び安全に関する委員会(訳).診断用超音波の安全な使用.第3版.2016年5月1日.公益社団法人日本超音波医学会.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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