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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻1号

2021年01月発行

文献概要

特集 パラスポーツ・メディシン入門

医師としてのパラスポーツ入門—パラアスリートの医学的特性

著者: 尾川貴洋1

所属機関: 1医療法人ちゅうざん会ちゅうざん病院

ページ範囲:P.27 - P.30

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 パラスポーツ選手の特徴とは,アスリートでありながら「障がい」を持っているということである.そのため,障がい者特有の生理機能や運動機能を理解し,選手に接することが望ましい.障がいの原因は脳性麻痺,脳卒中,多発性硬化症,脊髄損傷,切断など多くある.また,先天性四肢欠損,視覚障害などの選手も障がい者スポーツで活躍している.これらの障害を,今回は四肢欠損,上下肢の機能障害,体幹の障害,視覚障害,自律神経障害に分類し,それらの診療の盲点となる障がい者の注意点について述べる.

参考文献

1) 田島文博,上條義一郎,西村行秀.脊髄損傷者に対するリハビリテーション.脊髄外科2016;30(1):58-67.
2) 日本排尿機能学会,日本脊髄障害医学会,脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン作成委員会.脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン.東京:リッチヒルメディカル;2011.p.98-9.
3) 上條義一郎.発汗のメカニズム.臨床スポーツ医学2017;34(4):362-6.
4) 上條義一郎,池川茂樹,能勢 博.運動トレーニングによる暑熱馴化メカニズム:能動性皮膚血管拡張神経の役割.体力科学2012;61(3):279-88.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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