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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻1号

2021年01月発行

文献概要

特集 パラスポーツ・メディシン入門

パラアスリートにおけるドーピングの特殊性

著者: 草野修輔1

所属機関: 1東京保健医療専門職大学

ページ範囲:P.61 - P.64

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 ドーピングは,スポーツ活動において競技能力を高める目的で不正に薬物を使用するか,不正な方法を用いることであるが,世界アンチ・ドーピング規程で示されているドーピング違反について概説し,その基準となる禁止表国際基準について紹介する.禁止表国際基準は,健常アスリートとパラアスリートの区別なく運用され,パラアスリートにおける特殊性は特にないが,障がい者に特有の禁止方法として,世界パラリンピック委員会が独自に規定している“boosting”について紹介する.

参考文献

1) (財)日本アンチ・ドーピング機構.世界アンチ・ドーピング規程2015年版.第2条:アンチ・ドーピング規則違反2018;15-19.
2) (財)日本アンチ・ドーピング機構.世界アンチ・ドーピング規程 2021年版 翻訳ドラフト 20200708.2020.
3) 森岡裕策.世界アンチ・ドーピング機構の活動.臨床スポーツ医学2003;20(2):135-143.
4) 河野一郎.日本アンチ・ドーピング機構設立.臨床スポーツ医学2003;20(2):145-150.
5) (財)日本アンチ・ドーピング機構.世界アンチ・ドーピング規程 2020年禁止表国際基準.2020.
6) (財)日本アンチ・ドーピング機構.世界アンチ・ドーピング規程 治療使用特例に関する国際基準2018年版.2019.
7) (財)日本アンチ・ドーピング機構.医師のためのTUE申請ガイドブック2020.2020.
8) 小牧宏文.ステロイド治療—有効性,投与法,副作用.医学のあゆみ2016;259(1):102-106.
9) IPC Position Statement on Autonomic Dysreflexia and Boosting. IPC Handbook. 2016.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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