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雑誌目次

雑誌文献

臨床整形外科56巻10号

2021年10月発行

雑誌目次

特集 脊椎転移の治療 最前線

緒言 フリーアクセス

著者: 村上英樹

ページ範囲:P.1216 - P.1216

 先日,妻の買い物に付き合い,ショッピングモールにある書店に立ち寄った.医療コーナーで足を止めると,そこには「名医に聞く○○の治療」「○○の名医##人」など名医に関する書籍があまりにも多いことに驚いた.そこにはお会いしたことのある整形外科疾患の名医を何人も見つけることができたが,残念ながら,脊椎転移の名医は見当たらなかった.そして“脊椎転移”を疾患の見出しに挙げている書籍や雑誌はたったの1冊もなかった.“骨転移”さえも…….現在,国内では骨転移患者が新規に年間15万人も発生していると推定されているにもかかわらず,である.骨転移の約75%は脊椎転移,15万人と言えば大腿骨頚部骨折の年間発生数と同じである.

 私が思うに,例えば人工膝関節置換術を日本の名医が施行しようと,うちの医局員(名医には挙げられていなかった!)が手術しようと,手術成績は何ら変わらないであろう.腰部脊柱管狭窄症も然りである.書店で見つけた名医が手術しようがうちの医局員が手術しようが,その手術成績に大差はない.手術成績を左右するのはむしろ,患者側の因子がほとんどである.医療側の因子が手術成績を大きく変えることはまずないのが実状である.ところが,脊椎転移ほど整形外科において医療側の因子が治療成績を左右する疾患はほかにないと言っても過言ではない.

脊椎転移診療における整形外科医の役割

著者: 山口さやか ,   中山ロバート

ページ範囲:P.1217 - P.1222

 新規がん治療の開拓とがん患者の生命予後改善が著しい現代,骨転移の診断がなされた後も,がん治療の継続が可能となる患者は増加している.しばしば年単位にも及ぶその療養の間,いかに骨転移をマネジメントし,運動機能の低下を防ぐかが重要な課題となっており,がん診療に我々整形外科医が向かう姿勢にも変革が求められている.脊椎転移を例にとり,運動器診療がどのような側面からがん診療の一翼を担ってゆくことができるのかを考える.

転移性脊椎腫瘍診療における予後予測スコア

著者: 飯沼雅央 ,   赤澤努 ,   仁木久照

ページ範囲:P.1223 - P.1229

背景:転移性脊椎腫瘍患者の治療法の選択には正確な予後予測が重要である.しかし,近年原発治療の進歩により生命予後は延長し,予後予測スコアの正確性について疑問が生じている.

対象と方法:転移性脊椎腫瘍に対し手術加療を行い,術後1年以上経過した90例を対象に,予後予測スコアの妥当性について報告する.

結果:予後予測スコアは生存期間と相関し,各群は層別化されていたが,生命予後は原著と比較し,同等または延長していた.

結論:各予後スコアは有用であるが,がん治療の進歩に伴い予後予測基準の再設定が必要である.

脊椎転移に対する集学的治療

著者: 角谷賢一朗 ,   張鐘穎 ,   由留部崇 ,   垣内裕司 ,   武岡由樹 ,   酒井良忠 ,   秋末敏宏 ,   黒田良祐

ページ範囲:P.1231 - P.1237

 高齢社会とがん診療の発展により骨・脊椎転移を有する“がんサバイバー”が増加している.がん患者のQOLに大きな影響を与える脊椎転移に対する治療は,放射線治療や骨修飾薬による保存的治療のほか,椎体形成術や後方除圧固定術の外科的治療が挙げられるが,それぞれ単独では効果が不十分であることが多く集学的治療が必要である.がん患者のQOLの維持・向上のためには,原疾患の治療戦略を理解し,全身治療への影響を最小限にした,脊椎転移に対する集学的治療が求められている.

脊椎転移診療における全身薬物療法の位置づけ

著者: 下井辰徳

ページ範囲:P.1239 - P.1248

 すべての悪性腫瘍症例の約10%が症候性脊椎転移を発症するとされるが,しばしば,骨転移に対しては初回治療として局所治療を優先するか,全身薬物療法から開始するかは議論のポイントとなる.近年のがん薬物療法の発展に伴い,がん種によっては8割以上の奏効割合が期待できる治療薬もあり,一方で,奏効に入るまでの期間は,治療内容によって1.5〜3カ月程度を要するものまでさまざまである.本稿では,骨転移を起こしやすい5つのがん種とその初回薬物療法の違いを概説し,がん種ごとの全身薬物療法の有効性を明確化することで,最適な脊椎転移治療を検討する一助としたい.

脊椎転移に対する放射線治療の有用性

著者: 中田英二 ,   国定俊之 ,   藤原智洋 ,   杉原進介 ,   明崎禎輝 ,   金重総一郎 ,   尾﨑敏文

ページ範囲:P.1249 - P.1256

 脊椎転移による痛みに対しては,麻痺がない場合は放射線治療(RT)単独で早期に除痛が得られ,経時的に骨形成を認める場合が多い.標準的なRTは前後対向2門照射を用いた通常照射(分割照射:30Gy/10回)であるが,予後不良(3〜6カ月以内)であれば8Gy単回照射で十分である.麻痺を認める場合は除圧術とRTの併用を検討すべきである.最近,体幹部定位放射線治療の有用性が報告されているが,治療計画に時間を要するなどの欠点がある.なお,脊椎転移を有する患者に背部痛が出現した場合,脊椎転移による麻痺リスクを考慮し,早急に画像検査を行うべきである(red flag).

脊椎転移診療における放射線治療のリスク

著者: 清水貴樹

ページ範囲:P.1257 - P.1261

 放射線療法は転移性脊椎腫瘍に対する主要な治療であるが長期の局所制御は難しいことが多い.そのため長期生存例では放射線治療後に腫瘍が再燃し,手術が必要となることがある.放射線照射は皮膚・軟部組織,骨,髄膜などに悪影響を及ぼし,照射後の手術では創トラブルや感染,骨癒合不全,髄液漏や硬膜への腫瘍浸潤などの合併症リスクが高まる.照射後に手術が必要となる状況を極力回避することが重要であり,多職種で協議の上,慎重に治療方針を決定する必要がある.照射後の手術が必要な場合は,各種合併症に可能な限りの配慮・対策を講じて臨むことが肝要である.

転移性脊椎腫瘍に対する脊椎固定術—ロボティックアームハイブリッド手術室におけるMIStの有用性

著者: 篠原光 ,   梶原隆義 ,   有村大吾 ,   勝見俊介 ,   小幡新太郎 ,   池上拓 ,   斎藤充

ページ範囲:P.1263 - P.1269

 近年,脊椎外科分野では経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)を用いた最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt)が台頭し,手術侵襲を最小限に抑えながら良好な治療成績を得ている.一方で,ロボティックアームハイブリッド手術室におけるナビゲーションシステムを使用したMIStの導入により,従来対応困難であった症例に対する適応も拡大している.今後,骨転移キャンサーボードによる脊椎外科医の早期治療介入により,適切な時期にMIStを導入することで次段階の治療に進めていくことは,転移性脊椎腫瘍患者に対して有用であるものと考える.

脊椎転移診療における除圧固定術

著者: 杉田守礼

ページ範囲:P.1271 - P.1275

 脊髄圧迫を生じている転移性脊椎腫瘍の外科治療として,後方アプローチからの脊椎除圧固定術は術後の放射線治療を含めて標準治療として認識されている.変性疾患で行われる後方手術とは異なり,腫瘍に対する操作が必然的に生じることが多く,出血や感染などへの対策に工夫を要する.本稿では脊柱固定範囲に対する考察なども加え,手術に際しての考慮すべき点を述べる.

転移性脊椎腫瘍に対する根治的手術の意義と適応

著者: 加藤仁志 ,   出村諭 ,   村上英樹 ,   土屋弘行

ページ範囲:P.1277 - P.1282

 脊椎転移に対する根治的手術が望ましいがん腫の特徴は,がん全身治療,放射線治療に抵抗性であり,骨破壊性で病的骨折や麻痺などの骨関連事象を来しやすいこと,さらにガイドラインで転移巣切除が推奨されていることであり,腎癌,甲状腺癌,低悪性肉腫の孤立性転移がよい適応といえる.脊椎転移は孤立性病変であることが必須だが,これらのがん腫であれば肺転移があっても根治的手術の成績は良好であり手術適応となる.根治的手術の治療成績(意義)の向上に関しては,がん腫や病態など患者因子だけでなく,合併症や再発が少ない手術が可能かどうかという医療者側の因子も大きい.したがって,脊椎転移の根治的切除はhigh-volume center(経験値の高いチーム)で行うことにより,リスクの軽減や成績の向上が得られる.

脊椎転移診療における手術後QOL

著者: 澤田良子

ページ範囲:P.1283 - P.1287

 骨転移診療の目的は,骨折と麻痺を予防してQOLを維持向上することである.QOLなどの患者主観的な評価についての研究は従来少なかったが,近年のがん患者のQOLへの関心の高まりにより,QOLを指標とした骨転移に関する報告も増加傾向にある.骨転移患者によく用いられるQOLスケールとして,EuroQOL-5Dimension(EQ-5D),the European Organisation for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire for patients with bone metastases(EORTC QLQ-BM22)などがあり,これらを指標として脊椎転移の手術前後のQOLを比較検討した研究が散見され,いずれも手術によるQOL向上が示されている.

視座

オリンピック騒動に思う

著者: 谷口昇

ページ範囲:P.1215 - P.1215

 昨年からのコロナ禍であるが,一向に収まる気配がない.本稿を書いている時点で第5波の到来が懸念され,オリンピック直前にして遂に東京都で4度目の緊急事態宣言が発令された.オリンピック開催のため,すべてが犠牲にされている感が否めない.IOCとの契約の中に中止に伴う莫大な違約金の項目がある,あるいは誘致活動に注ぎ込んだ相当な額を回収せざるを得ないなど,国民に伝えられない事情が往々にしてあるのであろうが,その都度営業時間の短縮要請に振り回される飲食店はたまったものでない.しかも今回の発令期間はオリンピック開催期間を丸々含んでおり,まさにオリンピックを滞りなく行うための自粛期間ともいえる.オリンピックなどなければよかったということになるが,今となっては後の祭りである.

 オリンピックを開催することで潤う人たちは必ずいるはずであり,政府に働きかけて強力に開催を推進しているに違いない.政府は,次の選挙で全面的な協力を得られることと,一部恩恵に預かることを見返りに,彼らに対して忖度した施策を行っても不思議ではない.いわゆる「大人の事情」ということになろうが,それらは国民全体の利益とはかけ離れた次元の話である.そして,最終的にその皺寄せが及ぶのは政府に忠直な国民ということになる.

Lecture

骨軟部感染症に対するCLAP

著者: 圓尾明弘

ページ範囲:P.1291 - P.1296

CLAPとは

 骨軟部感染症の治療に難渋するのは,病巣の血流が悪く血腫など死腔が多く存在するため,経静脈的な抗菌薬は局所に移行しにくいこと,さらに病巣にある骨折の内固定材料や人工関節などの金属の表面には細菌がバイオフィルムを形成し,成熟に従って抗菌薬に対して高度の耐性を獲得することが挙げられる1).いったんバイオフィルムが形成されるとその制圧には最小発育阻止濃度(minimal inhibitory concentration:MIC)の100〜1,000倍の最小バイオフィルム撲滅濃度(minimal biofilm eradication concentration:MBEC)が必要とされている2).このためその組織は取り除かない限り感染を制圧することは難しいとされている.

 抗菌薬の局所投与は,経静脈的には不可能な高い濃度の抗菌薬を病巣に分布させることができ,なおかつ血中への抗菌薬の移行が少なければ全身的な合併症も引き起こさないので,骨軟部感染症に対しては有用な選択肢となる.われわれは,局所に抗菌薬を持続的に移行させる概念として抗菌薬局所持続灌流療法(continuous local antibiotics perfusion:CLAP)を提唱しており,骨髄には骨髄針からintra-medullary antibiotics perfusion(iMAP)として,軟部組織にはダブルルーメンのセイラムサンプTMチューブ(日本コヴィディエン,東京)からintra-soft tissue antibiotics perfusion(iSAP)として抗菌薬を局所に微量注入しつつ,チューブに陰圧をかけることで目的とする領域に効率よく液を誘導することで臨床応用している3)

臨床経験

手関節部自損症例の検討

著者: 塚本義博 ,   藤田俊史 ,   橋村卓実

ページ範囲:P.1299 - P.1304

背景:手関節部自損症例の治療実態について調査し問題点を検討した.

対象と方法:2011年7月〜2019年12月に,当科で手関節部自損として手術を行った全症例25例(男11例,女14例)を対象とし,患者背景,損傷組織と手術内容,術後経過について調査した.

結果:背景の精神科疾患は多岐にわたり,すべて深創例の症例であった.手術では全例で損傷組織の修復ができていたが,最終機能評価は十分に取れていなかった.

まとめ:長期間経過観察を継続し,社会復帰に際して顕在化する手機能障害まで予後を評価していくことが必要である.

症例報告

骨化を伴った胸髄髄膜腫の1例

著者: 村田顕優 ,   筒井俊二 ,   太地良 ,   寺口真年 ,   中川幸洋 ,   村田晋一 ,   山田宏

ページ範囲:P.1305 - P.1310

 両下肢麻痺と排尿障害が急速に進行した64歳の女性のMRIでT2-3高位に硬膜内髄外腫瘍を認めるとともに,CTでは腫瘍に一致して骨化病変が描出された.髄膜腫を疑って腫瘍切除を行ったところ,症状は速やかに改善した.術中所見では腫瘍の硬膜側に限局性の扁平な骨組織が存在し,病理組織所見において同病変は成熟骨で,腫瘍細胞と骨化病変との境界は明瞭,腫瘍に隣接する既存硬膜の組織から反応性化生により発生したと考えられた.術後2年を経過した現在も腫瘍の再発はなく,経過は良好である.

書評

スポーツ医学を志す君たちへ フリーアクセス

著者: 田中康仁

ページ範囲:P.1289 - P.1289

 本書は,わが国における現代スポーツ医学の創始者のお一人である武藤芳照先生の記念すべき著作100冊目の,まさに入魂の一冊であります.先生の人生がこの本に凝縮されており,わが国におけるスポーツ医学のはじまりと,これまでの発展の経緯が手に取るようにわかります.さらにスポーツ医学にとどまらず,人生で新しいことを創造するためには,どのようなアプローチで,どう行動すればよいか,仲間づくりはどうするか,これらの疑問に対する具体的な回答までもが明快に記載されており,「無」からスポーツ医学という領域を確立された著者でなければ書けない内容が,ぎっしり満載されています.特に若い方々が将来について思案され,進むべき道に迷っておられるときには,きっと進路を照らすヒントを見つけることができることでしょう.

 武藤先生がスポーツ医学を志されたころは,試合や練習中の給水の禁止など,今では考えられないことが堂々と行われておりました.先生は「予防に勝る治療はない」という信念から,日本のスポーツ界における誤った指導法を医学的に次々検証され,抜本的に変えていかれました.先生のスポーツ医学への入り口は水泳でありますが,そこから本書に詳述されておりますように壮大な領域に展開してこられました.先生が見てこられた対象は子どもから高齢者に及び,元気な子どもたちを育てるということは究極の介護予防であると述べられております.また,転倒は生活習慣病であると述べられており,超高齢社会の問題点を解決するためにスポーツ医学が役立つことがよくわかります.

日本近現代医学人名事典別冊【1868-2019】増補 フリーアクセス

著者: 四元秀毅

ページ範囲:P.1297 - P.1297

 本書は,泉孝英先生(京大名誉教授)編による『日本近現代医学人名事典【1868-2011】』(以下,『事典』)を増補する別冊である.『事典』は,明治期以降(1868-2011年)の日本の医学・医療の発展に貢献した3,762名(物故者)の履歴を収めて刊行されたが,本書はこれを補って平成時代の終焉(2019年)までの逝去者933名の方々の事績を収載し,さらに両書に及ぶ「人名総索引」,「書名索引」,「年表」,および病院史誌や学会史・医師会史などの「参考文献・資料」を添えている.

 本書の紹介にあたって,先行する『事典』について触れておきたい.10年近く前になる2012年に同書が刊行された際には,臨床医学・基礎医学,看護部門や医学・医療史など種々の分野で指導的立場にあった方々から書評が寄せられており,その多彩さは対象の幅広さを物語っていた.評者には,私の恩師の一人髙久史麿先生(https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/31209#tab4)もおられ,その評では『事典』の内容を要約して,「紹介の対象になっているのは医師,医学研究者が大部分であるが,歯科医師,看護師,薬学,体育指導者,宣教師,事業家(製薬業),工学者(衛生工学),社会事業家,厚生行政の方,生物学者など,幅広い業種の方々であり,いずれもわが国の医療の発展に大きく貢献された方々である」とあった.

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目次 フリーアクセス

ページ範囲:P. - P.

欧文目次 フリーアクセス

ページ範囲:P.1213 - P.1213

次号予告 フリーアクセス

ページ範囲:P.1311 - P.1311

あとがき フリーアクセス

著者: 仁木久照

ページ範囲:P.1314 - P.1314

 今や時の人となった二刀流の大リーガー,エンゼルスの大谷翔平選手の大活躍は連日のように報道され,二盗失敗でさえトップページで話題になります.そんな中,平成の怪物 松坂大輔選手が引退を表明しました.松坂選手といえば,とにかく名場面のオンパレードでした.横浜高校での甲子園春夏連覇,特に夏の準々決勝からの3試合は野球漫画の世界でした.準々決勝では6点差をひっくり返しての逆転サヨナラ勝ち,決勝ではノーヒットノーランで優勝.プロでは,当時オリックスのイチロー選手との初対決で3打席連続三振を奪い,「プロでやれる自信から確信に変わりました」とコメント.MLBレッドソックスでは2年連続での二桁勝利を挙げ,ワールドシリーズでは日本人初の勝利投手.ファンの1人として「ありがとう」と頭を下げるしかない大活躍でした.帰国後は度重なる故障に見舞われ,再起を目指したものの,遂に引退.これほど印象深く,記憶と記録に残る怪物はめったに出てこないでしょう.本当にご苦労様でした.

 でも,今度は野球漫画の世界をはるかに上回る怪物があらわれました.本稿執筆時点で,160kmの球を投げてチームトップの勝利数,打てばMLB両リーグトップの40号ホームラン,20盗塁も間近,MVP確実といわれるスーパーヒーローの誕生です.そして何より,いつも楽しそうに野球に取り組んでいる態度と笑顔がとても魅力的です.コロナ禍で暗いニュースばかりの日本で,大きな期待感と勇気を人々に与えるヒーローが登場したことに感謝の気持ちでいっぱいです.日本人のみならず,米国人のハートもわしづかみにしている大谷選手のますますの活躍を心から楽しみにしております.

基本情報

臨床整形外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1286

印刷版ISSN 0557-0433

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