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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻12号

2021年12月発行

文献概要

特集 整形外科手術に活かす! 創傷治療最新ストラテジー

創傷治癒の基礎

著者: 光井俊人1 日原正勝1 覚道奈津子1

所属機関: 1関西医科大学形成外科学講座

ページ範囲:P.1413 - P.1417

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 創傷とは外的,および内的要因から生じた損傷のことをいい,創と傷で分けられる.創は皮膚の連続性の破綻を伴う損傷であり,傷は皮膚の連続性を損なわない損傷である.しかし,ほとんどの創傷は決まった過程を経て治癒に至ることが知られている.創傷治癒過程について理解することは,外傷を診る科にとっては重要である.日常に遭遇する創傷は,ほとんどが,修復という過程で治癒していくため,本稿では主に修復の過程についての基本を説明することとする.

参考文献

1) Martin P. Wound healing-aiming for perfect skin regeneration. Science 1997;276(5309):75-81.
2) 秦 維郎,野崎幹弘(編).標準形成外科学 第5版.東京:医学書院;2008.p.160-9.
3) Kakudo N, Morimoto N, Kushida S, et al. Platelet-rich plasma releasate promotes angiogenesis in vitro and in vivo. Med Mol Morphol 2014;47(2):83-9.
4) Hara T, Kakudo N, Morimoto N, et al. Platelet-rich plasma stimulates human dermal fibroblast proliferation via a Ras-dependent extracellular signal-regulated kinase 1/2 pathway. J Artif Organs 2016;19(4):372-7.
5) 赤木由人,衣笠哲史,片桐光浩・他.創傷治癒の基礎.外科2015;77(12):1431-4.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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