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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻4号

2021年04月発行

文献概要

特集 成人脊柱変形 手術手技の考えかた・選びかた

成人脊柱変形に対する経皮的矯正術—LIFとAll PPSを用いて

著者: 原田智久1 槇尾智1 石橋秀信2 成田渉3

所属機関: 1洛和会丸太町病院脊椎センター 2綾部市立病院整形外科 3亀岡市立病院脊椎センター

ページ範囲:P.347 - P.352

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 当院では成人脊柱変形に対して2013年10月から側方経路腰椎椎間固定術(lateral interbody fusion:LIF)と経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)を用いた経皮的矯正術を主に施行してきた1).本術式は術野を大きく展開する必要がないために術中出血量が少ないなどの利点を有するが,すべての症例に適応できるわけではない2).多椎間に骨癒合を認める症例や著明な変形癒合を有する症例では,従来の骨切り術が必要と考える.本稿では,症例を通して経皮的矯正術の適応ポイントや注意点などを述べる.

参考文献

1) 原田智久,石橋秀信.成人脊柱変形:All PPS.匠が伝える低侵襲脊椎外科の奥義.東京:メジカルビュー社;2019,p.298-308.
2) 原田智久,槇尾 智,石橋秀信.成人脊柱変形に対する矯正固定術—低侵襲手術の適応と限界.BJN 2019;9(4):551-54.
3) Schwab F, Blondel B, Chay E, et al. The comprehensive anatomical spinal osteotomy classification. Neurosurgery 2014;74(1):112-20.
4) 原田智久,槇尾 智,石橋秀信.成人脊柱変形に対するLIF.整・災外2019;62(5):637-41.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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