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増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 上腕—肘の外傷
上腕—肘の外傷のみかた/[COLUMN]肘関節をまたぐ創外固定の“設置位置”について心がけていること
著者: 森谷史朗1
所属機関: 1香川労災病院整形外科
ページ範囲:P.462 - P.464
文献購入ページに移動上腕から肘の外傷において念頭に置くのは,上腕動脈と3本の神経(橈骨・正中・尺骨)の損傷である.
上腕動脈は上腕の近位2/3では上腕骨の内側を走行し,肘部では前方へ位置し,その間,正中神経と伴走する.そのため,転位の大きい小児上腕骨顆上骨折や成人上腕骨遠位端骨折では,近位骨折端により上腕動脈や正中神経が損傷されやすい.
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