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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 上腕—肘の外傷

上腕—肘の外傷のみかた/[COLUMN]肘関節をまたぐ創外固定の“設置位置”について心がけていること

著者: 森谷史朗1

所属機関: 1香川労災病院整形外科

ページ範囲:P.462 - P.464

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解剖学的特徴1,2)

 上腕から肘の外傷において念頭に置くのは,上腕動脈と3本の神経(橈骨・正中・尺骨)の損傷である.

 上腕動脈は上腕の近位2/3では上腕骨の内側を走行し,肘部では前方へ位置し,その間,正中神経と伴走する.そのため,転位の大きい小児上腕骨顆上骨折や成人上腕骨遠位端骨折では,近位骨折端により上腕動脈や正中神経が損傷されやすい.

参考文献

1) London JT. Kinematics of the elbow. J Bone Joint Surg Am 1981;63(4):529-35.
2) 今谷潤也.複合型肘関節不安定症の最新知見.機能解剖と臨床.日整会誌2019;93(5):387-99.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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