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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 上腕—肘の外傷

肘頭骨折

著者: 森谷史朗1

所属機関: 1香川労災病院整形外科

ページ範囲:P.472 - P.474

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肘頭骨折の概要・特徴

受傷機転:肘頭骨折は肘後方への直達外力または上腕三頭筋の牽引力による介達外力で受傷する.前者は滑車切痕の陥没・傾斜・粉砕を伴うことがあり,後者は通常横骨折となる.

受傷頻度:肘周辺骨折の約10%を占め,本損傷の22%に同側上肢の合併損傷を認め,6.4%が開放骨折であったとする疫学研究もある.

参考文献

1) 淺野洋平,山内大輔.Kirschner鋼線を用いて関節面を支持した関節面陥没を伴う肘頭骨折の治療経験.日肘会誌2018;25(2):104-7.
2) 岩部昌平.肘頭骨折.最上敦彦(編).骨折治療基本手技アトラス.東京:全日本病院出版会;2019.p.189-204.
3) 森谷史朗,今谷潤也,近藤秀則・他.肘頭脱臼骨折の新分類.骨折2019;41(3):1181-8.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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