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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 前腕—手の外傷

指骨骨折/[COLUMN]大丈夫,いけるだろう,は禁物

著者: 鈴木宣瑛1 川瀨大央1

所属機関: 1長岡赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.504 - P.505

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指骨骨折を疑う事前情報

 手指は外傷を受けやすい部位であり,労働作業中やスポーツ活動中の受傷が多い.受傷機転は,プレス機などによる圧挫,ハンマーなどによる叩打,ドアなどによる挟撃が多く,特に電動のこぎりやプロペラでの受傷は開放骨折が多い.

 指節部や指節間関節に腫脹や変形があれば本外傷を疑い,出血を伴う創や爪脱臼があれば開放骨折を疑うことが重要である.

参考文献

1) 富士川恭輔,鳥巣岳彦編.骨折・脱臼,改訂3版.東京:南山堂;2012;p.592-609.
2) 第36回・第37回新潟手の外科セミナーテキスト.2018.p.125-206.
3) 鈴木宣瑛,森谷浩治,坪川直人・他.手指末節骨偽関節症例の特徴とその対策.新潟整形外科研究会会誌2019;35:7-11.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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