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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 膝の外傷

大腿骨遠位部骨折/[COLUMN]どんなときも膝窩動脈損傷に注意

著者: 小西浩允1

所属機関: 1奈良県立医科大学救急医学教室/整形外科学教室

ページ範囲:P.553 - P.557

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大腿骨遠位部骨折を疑う事前情報

疼痛部位・変形:膝関節周囲の疼痛・腫脹を訴え,歩行困難の状態となっている場合,本疾患を念頭に置く必要がある.

 遠位骨片は大腿四頭筋の収縮により頭側へ転位することが多く,健側に比して患側下肢は短縮する傾向にある.ただし,Hoffa骨折のようないわゆるAO Type Bの部分関節内骨折の場合は,患肢短縮が起こらないため注意が必要である.

 

*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年5月まで)。

参考文献

1) 前川尚宜.四肢外傷のプライマリケア.膝関節外傷のプライマリケア.MB Orthop 2016;29(8);49-58.
ed. Philadelphia:Lippincott Williams & Wilkins;2019.
3) 八幡直志,森井北斗,大饗和憲・他.大腿骨遠位部骨折の治療.あなたの疑問,解決します!急性期創外固定—大腿骨遠位端—最終ゴールを思い描けるか? 整形外科Surgical Technique 2018;8(2);140-7.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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