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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 足の外傷

足の外傷のみかた

著者: 原口直樹1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院

ページ範囲:P.566 - P.568

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解剖学的特徴

 足関節は脛骨(天蓋と内果)および腓骨(外果)が形成するほぞ穴構造(果間関節窩,ankle mortise)に距骨がはまり込む,非常に安定した構造を持っている.

 外側靱帯は捻挫などで損傷しやすいが,内側の靱帯(三角靱帯)は強靱で,足関節の安定性に大きく関与している.腓骨と脛骨は,脛腓骨靱帯結合において4つの靱帯(前下脛腓靱帯,後下脛腓靱帯,骨間靱帯,横靱帯)により結合している.それより近位では骨間膜が脛骨と腓骨を結合している(図1).

参考文献

1) Kelikian, AS, Sarrafian, SK. Sarrafian's Anatomy of the Foot and Ankle:Descriptive, Topographical, Functional. 3rd ed. Philadelphia:Lippincott Williams & Wilkins;2011.
2) Coughlin MJ, Saltzman CL, Anderson RB. Mann's Surgery of the Foot and Ankle. 9th ed. Philadelphia:Saunders/Elsevier;2014.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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