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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 足の外傷

足関節骨折—併発靱帯損傷を含む

著者: 伊勢福修司1

所属機関: 1みやぎ県南中核病院整形外科

ページ範囲:P.569 - P.572

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足関節骨折を疑う事前情報

受傷機転:交通事故や重量物の下肢への落下などの直達外力による受傷もあるが,転倒,階段の踏み外し,スポーツ中のクロスプレイなどによる足関節への介達外力による受傷が大部分である.すなわち,足部が下腿に対して内外反,回旋を強制されることにより,あるいは足部が固定され下腿より近位が動かされることにより足関節を構成する骨・靱帯が破綻する.上記の外力に軸圧が加わり損傷形態が修飾されることがある.

疼痛部位・変形:足関節の疼痛を訴え,起立・歩行が困難になる.足関節周囲の腫脹がみられ,さらに足部まで広がる.脱臼骨折では,下腿に対して足部が内反や外反,底屈し背側に転位するなどの明らかな変形を呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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