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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 足の外傷

踵骨骨折/[COLUMN]踵骨骨折の見逃しに注意

著者: 諸橋達1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属静岡病院整形外科

ページ範囲:P.583 - P.587

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踵骨骨折を疑う事前情報

疼痛部位・変形:足関節周囲(特に外果の周囲)に疼痛を生じ歩行困難となることが多い.外果下端やや遠位の踵骨外側壁に膨隆を認め,外果の輪郭が不明瞭になる.また,足底に出血斑が現れる.

受傷機転:若年者では工事現場での転落や自殺企図などの高所からの転落が多いが,骨の脆弱化が始まる50歳以上では段差での踏み外しによる受傷もある.

参考文献

1) 高倉義典・他(編).図説 足の臨床.改訂3版.踵骨骨折(杉本和也).東京:メジカルビュー社;2010.p.246-57.
2) 最上敦彦・他(編).骨折治療基本手技アトラス.押さえておくべき基本.骨折テクニックの実際.20.踵骨骨折(西井幸信).東京:全日本病院出版会;2019.p.418-35.
3) 北田 力.踵骨骨折の病態と治療.北海道整形外科外傷研究会会誌2011;27:108-19.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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