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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 小児の外傷

肘内障

著者: 阿南揚子1

所属機関: 1国立研究開発法人国立成育医療研究センター臓器・運動器病態外科部整形外科

ページ範囲:P.617 - P.619

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肘内障を疑う事前情報

 肘内障(pulled elbow)は乳幼児に多く,典型例では,親が子供の手を引っ張った後に腕を動かさなくなった,などの主訴で病院を受診する.

 痛みは肘・前腕や手関節部に訴え,患肢に触れられるのを嫌がる.圧痛は橈骨頭前外側部にあるが,その他に前腕や手関節などの疼痛部位に圧痛はなく,肘関節を含め腫脹や変形,血流障害などはない.

参考文献

1) Salter RB, Zaltz C:Anatomic investigations of the mechanism of injury and pathologic anatomy of “pulled elbow” in young children. Clin Orthop Relat Res 1971;77:134-43.
2) 皆川洋至.整形外科超音波画像の基礎と臨床応用:見えるから分かる,分かるからできる.日整会誌2012;86(11):1057-64.
3) 江口佳孝.肘内障.小児内科2019;51(10):1578-80.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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