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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 小児の外傷

骨端線損傷

著者: 藤本陽1

所属機関: 1静岡県立こども病院整形外科

ページ範囲:P.631 - P.633

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骨端線損傷を疑う事前情報

 骨端線損傷は成長軟骨の障害であり,転位したまま治癒するとその後の成長障害を来すため,初療における骨端線損傷の有無の判断と対処が重要である.時間が経過した本外傷では腫脹が明らかであるが,受傷直後は体表から判別しにくいことも多い.

 小児の骨端線損傷のうち,頻度の高い橈骨遠位(約28%),脛骨遠位(9%)1)と,判断に迷うことが多いと予想される上腕骨近位(2%)についても解説をする.

参考文献

1) Mizuta T, Benson WM, Foster BK, et al. Statistical analysis of the incidence of physeal injuries . J Pediatr Orthop 1987;7(5):518-23.
2) Dahl WJ, Silva S, Vanderhave KL, et al. Distal femoral physeal fixation:are smooth pins really safe? J Pediatr Oethop 2014;34(2):134-8.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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