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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 外傷編 重症四肢外傷

コンパートメント症候群/[COLUMN]“Be vigilant”

著者: 対比地加奈子1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院 外傷センター

ページ範囲:P.645 - P.648

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 コンパートメント症候群は,筋膜や骨幹膜に囲まれた筋区画(コンパートメント)内圧が何らかの原因により上昇し,組織の末梢循環が障害されて生じる外科的緊急度の高い病態である.治療の遅れや見逃しにより不可逆的な変化が進むと,著しい機能障害を残すことになる1)ため,外傷の初期治療にあたる医師は,その診断と治療について習熟する必要がある.

参考文献

1) Jagdeep N, Selvadurai N, Umraz K, et al. Compartment Syndrome. In:Hamish L, managing editor. Standards for the Management of Open Fractures of the Lower Limb. London:Royal Society of Medicine Press;2009. p.47-51.
2) Nelson JA. Compartment pressure measurements have poor specificity for compartment syndrome in the traumatized limb. J Emerg Med 2013;44:1039-44.
3) Finkelstein JA, Hunter GA, Hu RW. Lower limb compartment syndrome. Course after delayed fasciotomy. J Trauma 1996;40:342-4.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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