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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 疾患編

—腫瘍が疑われる患者のみかた—骨軟部腫瘍

著者: 窪田大介1 髙木辰哉1

所属機関: 1順天堂大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.705 - P.708

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 整形外科の日常診療では,四肢や体幹にしこり(以下,腫瘤)があるという患者さんにしばしば遭遇する.筆者も骨軟部腫瘍の知識のない若手時代は,ガングリオンや滑液包炎の疑いとして経過観察したことがあった.

 このような腫瘤の中にはガングリオンや,血腫,滑液包炎,類表皮囊腫(アテローム)などの非腫瘍性病変も多いが,腫瘍性病変,特に悪性骨軟部腫瘍がありうることを忘れてはならない.日常の診療でも,常に悪性骨軟部腫瘍である可能性を考えて対処すべきである.

 

*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年5月まで)。

参考文献

1) 軟部腫瘍診療ガイドライン2020,日本整形外科学会(監修).日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/軟部腫瘍診療ガイドライン策定委員会.東京:南江堂;2020.
2) 大塚隆信,福田国彦,小田義直(編集).骨・軟部腫瘍.臨床・画像・病理.東京:診断と治療社;2011.
3) Kawaguchi N, Ahmed AR, Matsumoto S, et al. The concept of curative margin in surgery for bone and soft tissue sarcoma. Clin Orthop Relat Res 2004;(419):165-72.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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