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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル 疾患編

—感染症が疑われる患者のみかた—化膿性脊椎(椎間板)炎・腸腰筋膿瘍/[COLUMN]顎関節脱臼の整復,どうやってしますか?

著者: 糸井陽1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属静岡病院整形外科

ページ範囲:P.736 - P.740

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 整形外科医が1人当直で遭遇した化膿性脊椎炎・腸腰筋膿瘍のエマージェンシー,すなわち緊急手術や早期穿刺排膿に限定して解説する.敗血症性ショックは本稿の範囲ではないため割愛する.

 当直中に重要なのは,疾患の想起である.本疾患は麻痺以外の自覚症状が軽度のことがあり,特異的症状も限られる.しかし近年,患者が増加しており,脊椎の痛みでは常に鑑別すべき疾患である.

参考文献

1) Mylona E, Samarkos M, Kakalou E, et al. Pyogenic vertebral osteomyelitis:a systematic review of clinical characteristics. Semina Arthritis Rheum 2009;39(1):10-7.
2) De Lucas EM, Mandly AG, Gutiérrez A, et al. CT-guided fine-needle aspiration in vertebral osteomyelitis:true usefulness of a common practice. Clin Rheumatol 2009;28(3):315-20.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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