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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科56巻6号

2021年06月発行

文献概要

連載 いまさら聞けない英語論文の書き方・33

英語論文査読の対応 ②何がpeer review systemを支えているのか?

著者: 堀内圭輔12 千葉一裕1

所属機関: 1防衛医科大学校整形外科学講座 2慶應義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.806 - P.809

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 Peer review systemの根底を支えているのが“査読者”であることは間違いありません.しかし,医師・研究者がなぜ査読を引き受けるのか,一顧されたことはあるでしょうか? 著者の立場からすれば,投稿した論文に速やかに適切な査読者が割り当てられるのは当然,と考えがちです.しかし,一歩下がって考えると,この状況は必ずしも普通ではないことがわかります.今回は,peer review systemに関するアンケート調査1)やその他の報告2-4)を紹介しつつ,peer review systemの現状と問題点などを取り上げます.編集者や査読者とのやり取りをする上でも,peer review systemの理解は決してマイナスになりません.

参考文献

1) Publons. Global State of Peer Review. Philadelphia, PA:Clarivate Analytics;2018. https://doi.org/10.14322/publons.GSPR2018
2) Polka JK, Kiley R, Konforti B, et al. Publish peer reviews. Nature 2018;560(7720):545-7.
3) Warne V. Rewarding reviewers-sense or sensibility? A Wiley study explained. Learn Publ 2016;29(1):41-50.
4) Manchikanti L, Kaye AD, Boswell M, et al. Medical journal peer review:process and bias. Pain Physician 2015;18(1):E1-E14.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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