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あとがき フリーアクセス
著者: 松山幸弘
所属機関:
ページ範囲:P.972 - P.972
内外合一とは,「外科手術を行うには,患者さんの全身状態を詳しく診察して,十分に把握した上で治療すべきである」という意味で,これは比較的わかりやすい表現と思うが,「活物窮理」はいささか難解である.これは,「われわれは解剖や病態生理の基本を熟知し,その上でよく患者を診察し,診断治療をすることが大切」という教えである.確かにガイドラインやマニュアルに沿った診療しかできない,病気を診て患者を診ない医師が増えているような気がするが,ハッとする教えである.
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