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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科57巻2号

2022年02月発行

文献概要

特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療

超高齢社会におけるロコモティブシンドロームの意義

著者: 江畑功1

所属機関: 1横須賀共済病院整形外科

ページ範囲:P.123 - P.127

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日本は世界有数の超高齢社会へとなってきている.しかし平均寿命と健康寿命の差は男性で約9年,女性で約12年と言われており,その間は何らかの介護や支援を必要としているものと考えられる.近年では要支援・要介護になる原因の第1位は運動器の障害であり,これらへの対策は急務となっている.外傷や疾病の予防や治療は重要であるが,運動機能の維持のためには若年層からの予防的取り組みが必要である.日本整形外科学会は2007年に「ロコモティブシンドローム」を提唱し,広く啓発に努めてきた.まさに若年層からの運動習慣が大事であることをアピールしており,超高齢社会においてその意義は非常に大きい.

参考文献

1) 総務省.人口推計の結果の概要—2021年(令和3年)8月報.http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202108.pdf(2021年10月7日アクセス)
2) 内閣府.高齢化の現状と将来像.https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2020/html/zenbun/s1_1_1.html(2021年10月7日アクセス)
3) ロコモチャレンジ!推進協議会.日本整形外科学会ロコモパンフレット2020.https://locomo-joa.jp/assets/pdf/index_japanese.pdf(2021年10月7日アクセス)
4) 厚生労働省.介護保険制度の概要.https://www.mhlw.go.jp/content/000801559.pdf(2021年10月7日アクセス)
5) 日本整形外科学会.大腿骨近位部骨折全国調査.https://www.joa.or.jp/member/committee/osteoporosis/femur.html(2021年10月7日アクセス)
6) 中村耕三.超高齢社会とロコモティブシンドローム.日整会誌2008;82(1):1-2.
7) 運動器の健康・日本協会.ロコモティブシンドローム認知度調査.https://www.bjd-jp.org/wp/wp-content/uploads/2021/04/2021.pdf(2021年10月7日アクセス)
8) ロコモチャレンジ!推進協議会.新型コロナウイルス感染症による運動への影響に関する生活意識調査.https://locomo-joa.jp/news/7dc4eec1bc9b58fe80b9d50fa7fcc8c0f3877a07.pdf(2021年10月7日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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