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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科57巻2号

2022年02月発行

文献概要

特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療

下肢変形性関節症に対する人工関節置換術のロコモ度改善効果

著者: 加畑多文1 大森隆昭12 高木知治3 楫野良知14 井上大輔1 山室裕紀1 谷中惇1 片岡大往1 齊木理友15 柳裕1 加藤仁志16 黒川由貴6 八幡徹太郎16 土屋弘行1

所属機関: 1金沢大学大学院整形外科 2独立行政法人地域医療機能推進機構金沢病院整形外科 3福井総合病院整形外科 4金沢大学附属病院医療安全管理部 5福井医療大学保健医療学部 6金沢大学附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.165 - P.170

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ロコモティブシンドローム発症の原因となり得る下肢変形性関節症に対する人工関節置換術での治療介入が,どれくらいロコモティブシンドロームを改善させるかを前向きに調査した.人工股関節置換術・人工膝関節置換術のいずれの症例においても,ロコモ度の改善効果が認められ有効であった.改善が認められなかった例の多くは,術前からロコモ度が進んだ状態であった.このことからも,ロコモ度が進行する以前からの積極的な手術介入が有効であることが示唆された.

参考文献

1) Nakamura K. The concept and treatment of locomotive syndrome:its acceptance and spread in Japan. J Orthop Sci 2011;16(5):489-91.
2) National Joint Registry. NJR 18th Annual Report 2021.pdf https://www.njrcentre.org.uk/njrcentre/default.aspx(2021年10月11日アクセス)
3) 厚生労働省ウェブサイト.https://www.mhlw.go.jp/index.html(2021年10月11日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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